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【―魔族の国ラバス
ラバス城地下.独房―】
氷狩
「うっ!…ああっ!!…」
-ムチで打たれる-
泉水
「いやああぁあぁあ!!氷狩ぃぃぃ!!!」
トニー
「さあ吐け!!吐くんだ!エルフ族の秘密とやらを!!」
氷狩
「……あんたたちみたいなクズに教えることなんて…何もないね…」
-目を合わせずに呟くように-
トニー
「っ!!クズだと!?このっ…!!」
氷狩
「うっ!!…っ…くっ…くあっ!…」
泉水
「氷狩!!氷狩ぃ…!いやあ……もういやぁ…うあぁあぁ!!」
トニー
「うるさい!!黙れガキが!!」
-泉水にムチを打つ-
泉水
「ひゃあっ!!」
氷狩
「っ!!!…泉水に触るな!!!!…汚らわしい魔族なんかの手で…泉水に触れるな!!」
トニー
「まだそんなことを言う力が残っていたか、…このっ!!」
-ムチを振り上げる-
トニー
「……集合の合図か…。今日のところはこのくらいにしといてやる。」
-鐘がなり、トニーは独房を去る-
泉水
「うぅ…氷狩…氷狩ぃ……ひっく…ひかり…うあぁあぁ…」
-倒れる氷狩に近づき泣き叫ぶ-
氷狩
「ごめん泉水…俺のせいで…こんな目に……ごめん…」
-泉水の頭を撫で涙ぐむ-
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