第4章

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【―魔族の国ラバス        ラバス城地下.独房―】 氷狩 「うっ!…ああっ!!…」 -ムチで打たれる- 泉水 「いやああぁあぁあ!!氷狩ぃぃぃ!!!」 トニー 「さあ吐け!!吐くんだ!エルフ族の秘密とやらを!!」 氷狩 「……あんたたちみたいなクズに教えることなんて…何もないね…」 -目を合わせずに呟くように- トニー 「っ!!クズだと!?このっ…!!」 氷狩 「うっ!!…っ…くっ…くあっ!…」 泉水 「氷狩!!氷狩ぃ…!いやあ……もういやぁ…うあぁあぁ!!」 トニー 「うるさい!!黙れガキが!!」 -泉水にムチを打つ- 泉水 「ひゃあっ!!」 氷狩 「っ!!!…泉水に触るな!!!!…汚らわしい魔族なんかの手で…泉水に触れるな!!」 トニー 「まだそんなことを言う力が残っていたか、…このっ!!」 -ムチを振り上げる- トニー 「……集合の合図か…。今日のところはこのくらいにしといてやる。」 -鐘がなり、トニーは独房を去る- 泉水 「うぅ…氷狩…氷狩ぃ……ひっく…ひかり…うあぁあぁ…」 -倒れる氷狩に近づき泣き叫ぶ- 氷狩 「ごめん泉水…俺のせいで…こんな目に……ごめん…」 -泉水の頭を撫で涙ぐむ-
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