第二章:夏休み

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アベル「……………」 バスに乗った瞬間にアベルは眠りについた。 ガタンっ! アベルの剣が音を鳴らして落ちた。 カリナ「スカーレットは剣士だよな?」 メイリン「そのはず………」 カリナがアベルの剣を手にとった。 ラウル「何する気だよ。」 カリナ「どんな剣使ってるのか興味ない?」 「「あるっ!」」 全員が賛成。 カリナがそっと剣を抜いた。 ミネア「長い剣ねぇ……」 カズヤ「そ、それは…………」 カズヤの手が震えている。 エレナ「どうしたの?」 カズヤ「白い持ち手に白い刃……………名剣〔デュランダル〕だ。」 カリナ「馬鹿いうなよ。そんなの図鑑でしか見れないような剣だぞ?」 ビリー「でも、図鑑のと一緒だな。」 メイリン「………本物」 皆が声を失った。 アベル「んっ……んぁぁぁ………」 カリナ「ヤバッ」 カリナは慌てて剣をしまって元の場所にもどした。 ラウル「なんだ。寝返りか…………」 全員が溜め息をついた。 エレナ・カズヤ以外(結局、何でコイツが持ってるんだ?) 皆の中にアベルの謎が増えてしまった。 だがカズヤだけがまだ落ち着かないでいた。 カズヤ(確か、デュランダルは昔アイツが…………) カズヤはジッとアベルを見ていた。
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