第二章:夏休み

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ボガァァァァン! 外からとてつもない爆音が聞こえた。 ミネア「何?」 カズヤ「あ、あれ!」 カズヤは窓の外を指さした。 ラウル「なんだよ………あれ………」 窓の外には武装した人間が複数立っていた。 「我々は反帝国バルザックの戦闘隊[シグマ]の3番隊である。 私は隊長のグリトニーというものだ。 帝国運営の施設であるため攻撃する。 人がいた場合は殺せと言われている。 悪いが死んでもらう!」 言葉が止んだと同時に兵士がこちらに向かって歩いてきた。 先生「こんなときに…………しかも、シグマとは………」 カリナ「シグマって何なんですか?」 アベル「エリート戦闘部隊のことだ……」 アベルが低い声で呟いた。 グリトニー「アベル・スカーレット!居るのは分かってる。出て来い!」 皆が一斉にアベルを見た。 アベル「やはりな…………」 先生「ダメだ!行くな!」 アベル「大丈夫ですよ………すぐ終わりますから。」 アルスは剣を腰にさし、部屋を後にした。
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