第三章:剣魔

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先生「大丈夫だ。私が守る。」 先生は長い髪を後ろで束ねた。 先生「行くぞ!」 ドカッ! 先生は近くの兵士を吹っ飛ばした。 先生「私の生徒に手をだしたことを後悔させてやる………」 キィン キィン アベルとグリトニーは激しい戦いを繰り広げている。 グリトニー「そろそろ本気出せよ。まだ力を解放してねぇんだろ?」 アベル「今、アイツらに正体を明かすわけにはいかない………」 グリトニー「なるほど。じゃあこれならどうだ。」 グリトニーは小剣をエレナに向かって投げた。 アベル「エレナぁぁぁぁ!」 アベルがグリトニーの前から姿を消した。 グリトニー「速い!」 エレナに小剣が迫る………… エレナ「体が動かない…………」 エレナは目を閉じた……………… キィン! 金属音とともに小剣が地面に落ちた。 ゆっくりとエレナは目を開けた。 アベル「大丈夫か?」 アベルは振り返って目を見つめた。 エレナ「目が………」 アベルの目は黒い瞳から灰色に変わっていた。 グリトニー「そいつはなぁ!統一前の帝国で暗殺部隊[シャドー]に所属していた最年少入隊者だ。」 アベルは黙ったまま口を開かない。 エレナ「嘘…………」 ラウル「シャドーっていえば、超エリートしか入れない始末屋なんじゃ………」 グリトニー「コイツは数えきれない程の人を13という歳で殺していたのさ。 最後はフィリアネスの野郎を殺って辞めたんだったっけなぁ!」 エレナ「嘘でしょ?あの時の男の子はアベルだったの?」 アベルは何も言えなかった。 アベル「すぐに終わらせてくる………」 アベルは再びグリトニーの前に現れた。
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