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先生「大丈夫だ。私が守る。」
先生は長い髪を後ろで束ねた。
先生「行くぞ!」
ドカッ!
先生は近くの兵士を吹っ飛ばした。
先生「私の生徒に手をだしたことを後悔させてやる………」
キィン キィン
アベルとグリトニーは激しい戦いを繰り広げている。
グリトニー「そろそろ本気出せよ。まだ力を解放してねぇんだろ?」
アベル「今、アイツらに正体を明かすわけにはいかない………」
グリトニー「なるほど。じゃあこれならどうだ。」
グリトニーは小剣をエレナに向かって投げた。
アベル「エレナぁぁぁぁ!」
アベルがグリトニーの前から姿を消した。
グリトニー「速い!」
エレナに小剣が迫る…………
エレナ「体が動かない…………」
エレナは目を閉じた………………
キィン!
金属音とともに小剣が地面に落ちた。
ゆっくりとエレナは目を開けた。
アベル「大丈夫か?」
アベルは振り返って目を見つめた。
エレナ「目が………」
アベルの目は黒い瞳から灰色に変わっていた。
グリトニー「そいつはなぁ!統一前の帝国で暗殺部隊[シャドー]に所属していた最年少入隊者だ。」
アベルは黙ったまま口を開かない。
エレナ「嘘…………」
ラウル「シャドーっていえば、超エリートしか入れない始末屋なんじゃ………」
グリトニー「コイツは数えきれない程の人を13という歳で殺していたのさ。
最後はフィリアネスの野郎を殺って辞めたんだったっけなぁ!」
エレナ「嘘でしょ?あの時の男の子はアベルだったの?」
アベルは何も言えなかった。
アベル「すぐに終わらせてくる………」
アベルは再びグリトニーの前に現れた。
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