第四章:和み

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合宿二日目 ただいま6時半 やかましく鳴る目覚ましの音で目が覚めた。 カズヤ「おはよう!」 朝から元気なカズヤ。 ラウル「もう朝か…」 起きるのは遅かったが寝起きは良いラウル。 ビリー「おっしゃ!今日から修業だぁ!」 何が嬉しいのか分からないハイテンションなビリー。 そして………… アベル「…………」 早速二度寝をかますアベル。 ベシっ③! 三人が同時にアベルを鉄拳で起こした。 アベル「ってぇ!俺はまだ眠たいんだよ!」 なぜか逆ギレするアベル。 ラウル「お前、朝には本当に弱いんだな。」 カズヤ「いつも眠そうにしてるのも演技だと思ってた………」 ビリー「早く②!飯さっさと食って修業しようぜ!」 皆をせかすビリー。 今日から始まる強化特訓が相当楽しみらしい……… アベル「お前ら………朝からテンション高過ぎ…………」 そう言ってまた二度寝しようするアベルをラウルとカズヤが引っ張って食堂に向かった。 食堂に四人が着いた時には先生を含める他のメンバーも揃っていた。 エレナ「おはよう、アベル。」 元気にあいさつしてくるエレナ。 アベルの周りにいる連中は皆朝には強いようだ。アベル「おはよう………皆やたらと朝から元気なんだな。」 エレナ「皆楽しみなんだよ。今日から始まる特訓が………」 アベル「特訓ねぇ………」 家が代々剣術をやっている家系なだけに当然アベルも幼い頃から特訓させられてきた。 自分の意思で始めたわけではなく無理矢理始めた剣術の特訓はアベルにとって苦痛でしかなかった。 でも、ここにいる皆は恐らく自分の意思で兵士になることを決めてやってきた奴等。 強くなれるというのはすごく嬉しいことなのかもしれない。 アベル「ま、どうでもいっか!飯はな~にっかなっ!腹減ってたまんねぇよ。」 そして皆で楽しく朝食を食べた。
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