第四章:和み

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朝食の片付けを終えて、先生から今日の予定が発表される。 先生「今日から二人一組になって互いを高めながら特訓してもらう。 今日はスカーレットもフィリアネスも自分の特訓に集中してくれ。」 アベル・エレナ「はい!」 先生「うむ、ではパートナーを発表する。」 ビリー・カリナ ラウル・メイリン ミネア・カズヤ そして…………… アベル「こうなるわけね…」 エレナ「なによ。私とだったらイヤなの?」 アベル・エレナ アベル「イヤ、そういうわけじゃないんだけどさ。 全部男女混合なんだなぁと思ってさ。」 エレナ「確かにそうだよね。でも、私は君とならそれだけでいいよ。」 またもやあの笑顔をエレナは見せてきた。 アベル「そ、そっか〃」 ストレートすぎる。 しかもそのキラースマイル。 アベルの顔が赤くなった。 エレナ「もしかして照れてる?」 アベル「ばっ!そんなわけないだろ。」 先生「スカーレット!うるさい。」 アベル「すいません。」 怒られたアベルを見てエレナはクスクスと笑っている。 先生「基本的にはこの二人で私のくだしたメニューをやってもらう。 どうしても何か相談したいことがあるなら私かスカーレットかフィリアネスのところに行くのを認める。 では、各組メニュー用紙を取りにこい。」 全員が受け取ったメニュー用紙を見て顔を歪めた。 全員「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!!!」 鬼メニューなんてレベルの量ではなかった。 もはやこれは地獄のメニューだ。 アベル「お、俺腹の調子が…………」 先生「正〇丸でも飲んでろ。」 小癪な真似だった。 食堂を出る皆の足取りがやけに重い。
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