188人が本棚に入れています
本棚に追加
語り:谷山麻衣
優「幼菜、監督が呼んでる。」
幼「あ、はーい!すいませんちょっと行って来ますね♪」
滝「おー。」
原「起きをつけて。」
幼菜ちゃんは広瀬さんに呼ばれて、監督さんの元へ。
と、広瀬さんが複雑な表情でナルに近付いた。
優「渋谷さん。頼まれていた平面図ですが…」
渋「無かった…ですね?」
優「はい…」
お役に立てずすみません、と頭を下げて広瀬さんは幼菜ちゃんの後を追って行った。
渋「…麻衣、」
麻「はいっ!」
…嫌な予感が…
渋「ぼーさんと安原さんと全部の教室を計ってくれ。」
や…やっぱり…;
渋「松崎さんと原さん、ジョンもお願いします。」
松「ええーっ!?一体いくつあると思ってんのよ!!」
渋「平面図がないんだ、仕方ないだろ?」
松「全部なんて計ってたら日が暮れちゃうわよ!!」
渋「誰も今日中に全室計れとは言っていませんが?」
松「なっ…!」
やめなよ綾子…ナルには勝てないんだから…;
渋「…とにかく、一日でも早く調査にかからないと撮影に響く。みなさんよろしくお願いします。」
ジ「はいです。」
安「公開日に間に合わなかったら大変ですからねえ…」
滝「うし、行くか麻衣ちゃんや。」
麻「はーい。」
原「私たちも行きますわよ、松崎さん?」
松「わかってるわよっ!」
ジ「まあまあ…;」
こうしてあたしたちはこの馬鹿デカい学校の教室全部を手分けして計ることになった。
…ちゃんと計り終わるのかなあ…;
最初のコメントを投稿しよう!