188人が本棚に入れています
本棚に追加
幼「あたしっ…小さい頃から霊感があって…それで…」
渋「それで?」
幼「それで…あたし…
九字が使えるんです…」
小さくつぶやいた幼菜の裾を握る手の力が強くなった。
…言いにくいわけだな。
普通なら霊感があっても九字なんざ使える人はなかなかいない…
渋「…なぜ?」
幼「分かりません…でも…気付いたら…」
渋「…霊が見えて九字を切ったということですね?」
幼「霊は見えませんでした…火が迫って来たので咄嗟に…」
普通の人なら咄嗟の判断で九字を切るなんて出来ないだろうな…
幼菜はすげぇな…
渋「…分かりました。ありがとうございます。」
ナルが立ったと同時に麻衣たちがベースへ戻って来た。
最初のコメントを投稿しよう!