運命の依頼

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今回の映画はホラー映画。   高校が舞台で、昔から言い伝えられている“学校の怪談”がある事件をきっかけに50年ぶりに復活してしまった。   次々と起こる不可解な出来事を解決して学校の平和を取り戻そうとするという物語。       その映画の撮影中、スタッフや共演者たちが5人倒れた。   それだけなら病院に連れて行くが、倒れた人たちはみんな“変な声を聞いた”だの“人影を見た”だの言って精神不安定状態、ついには撮影を辞めていった。   もちろん監督や他の人たちは信じてなかった。   だが昨日、調理室での撮影中。 たしか中に幼菜が閉じ込められてボヤが起きるシーン。   リハーサルも準備も万全、カメラを回し室内に幼菜が1人になったときに突然火がついて幼菜が叫びだした。   もちろん俺たちは演技だと思ったさ。 だが明らかに様子がおかしかった。   中で何かが割れた音と幼菜の泣き叫ぶ声、必死にドアを開けようとしているのが分かった。   外から鍵を開けようとしたが鍵が回らない、ドアも開かない…   そのとき中で幼菜が何かを叫んだと思ったらドアがいきなり開いた。   急いで中に入ると棚から落ちて割れた食器が散乱していてコンロから火が燃え上がっていた。   急いで消火器で火を消してカメラを止めた。   後からカメラを確認したんだが…   カメラには何も映っていなかった…
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