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「わぁっ!?」
チュンチュンと鳴く小鳥たちが微笑ましくも感じる朝。
少なくともあたしは今起きたし、11時でも昼だとは感じない。
陽の光が、窓から軟らかく差し込んでいた。
「…ふぅ…っ」
そんな清々しい環境に置かれ、平和だと言うのに、あたしは全身汗に濡れていた。
べたりと肌に服が着く。
寝起きは最悪だった。
しかし、何故かはわからない。
「…夢見たっけ?う~…」
暫く唸る。
が、ここはあたしだ。
「ま、いっか♪」
楽観的に生きて行こうとしている小6である。
「千夏~?いい加減起きなさいっ」
母の声が下から聞こえる。
あたしはふわぁ、と一つ欠伸をして、
「ん、今行くっ!」
そう言って階段を駈け下りた。
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