第二章

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「で。あたしは何をすればいいわけ?」   「とりあえず……まずは死ぬんだ」   あたしの問い掛けに、上嶋はサラリと答える。   「真面目に答えてよ」   「至って真面目だ。まずはお前ら三人に、死んでもらわなきゃならないんだ。河田と大槻にはもう言ったが」   「だからふざけないでってば! 死んだらもう何もできないから!」   「いや、生き返ればいいだろう」   いくら魔法でもそんなこと……   「出来るの?」   「いや出来ない」
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