ドアの向こう

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ガチャ ドアを開くとそこには、真っ暗な光景が写った。 真っ黒い。 少しだが物凄く冷たい風がふいてくる。 「この真っ暗闇の先になにかあるのか?どこかに通じてるみたいだけど」 冷たい風と一緒に何やら匂いも漂ってくる。 「いい匂いだな・・・・ てか、確実にどこかに通じてるんだろ!」 欅は、無意識のうちに真っ暗なドアの向こうに手を伸ばしていた。 「なんだこれ?まるで寒天でも触ってるみたいだ。気持ち悪りぃ!!」 欅は手を抜こうとしただが 「あれ!?抜けねー!!」 手が吸い込まれていく。 右手を入れていたのでだんだん右半身が吸い込まれていく。 ゆっくりゆっくりと・・・・ 「誰か助け・・・・」 欅の全身が吸い込まれた。全身吸い込まれたところで意識が無くなった。
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