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そう、いくら頭脳明晰、容姿端麗、運動もできてスタイル抜群でも…
夜中に学校の屋上で黒魔術を実践したり。
他人の畑にかってに宇宙人あてのミステリーサークルを書いたり。
自作したゴーストサーチャーなる機械を夜の墓場で1人で試していたりetc…
なんて事してたりしたら、ねぇ?
人並程度の危機感知センサーを持ってる人なら、まず近寄らないだろう。
まぁつまり、老若男女誰がどう見ても分かる程の、全力解放型の変人なわけ。
…え?
じゃあそんな変人と一緒にいるお前が一番変人じゃないかって?
あはは~…次、それ言ったヤツ潰す……
ぐ、思い出したら悲しくなってきた、はぁ…
で、もう1つの理由の先輩の性格だけど。
これしかない
『超々ドS』
え?
それってツンデレ系?
と思う人もいるかと思うけど、デレなんて皆無、激レア、黄身の三つ入った卵、ギザ付き十円玉。
もう物理的にも精神的にもドS。
目上の人にも敬語なんてほとんど使わないし、自分が気に入らない人や、知らない人には愛想なんて欠片もない。
なんか中学の時に不良の男子生徒を3人、言葉だけで不登校にさせたことがあるらしい…
それでその事件以来、裏では『魔王』の異名で知られているそうだ。
……気に入られてて良かった。
と、まぁオレと先輩の出会いはこんな感じ。さてじゃあそろそろ、問題のオレが幽霊を見れるようになったいきさつを話そうか。
あれは、2時間くらい前…
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