🌀天使の胡桃と幽霊観察

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時間は午後6時過ぎ。 オレが自分の部屋でうとうとしながら雑誌を読んでいると、突然ケータイに先輩から… 「結祈! 今からゴーストウォッチングに行くぞ!!」 といった一見明るいようで、実際かなりダークな内容の電話があった。 「…バードウォッチング?」 たぶん聞き間違いだろうと思い、オレは期待と願望をこめて聞きなおした。 「違う、ゴーストウォッチングだ」 オレの期待をシューマッハもビックリの瞬速で裏切る先輩。 あぁ、また先輩の奇行が始まってしまった… しかも声の弾みようから判断すると、もう行く気まんまんの様だ。 「……」 ブチッ オレは無言で電話を切った、先輩が諦めてくれることを願って。 だが… 『デデンデンデデン デデンデンデデン…』 オレのケータイから、未来から送られて来た殺人機械の人のテーマソングが流れて来た。 あ、人じゃないか。 まぁ、ご想像のとおり先輩だ。 出ないでおこうかと思ったが、今までの経験からして、先輩は出るまでかけ続ける。 なので、イヤイヤながらもオレはケータイを取り電話に出た。
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