‡ダマシ合い‡

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「ハァ…ハァ…」   「さっすが莎羅。あの人数を一人で倒すなんてねー。」   「……何がしたいの?」   「莎羅が欲しい。莎羅を手にいれたいんだよ。」   「…アタシは餌は嫌だって、何回言えばすむわけ??閼逵鑼…」   アタシは閼逵鑼を睨んだ。 そして、槍を向けた。   「オレと殺る気?ハハッやめとけよ。莎羅、死ぬぜ?この国で1番強い悪魔はオレだ。王と殺るっての?」   「……アタシの本来の目的はそれだよ。こんなに早く会うのは計算外だったけど…。アンタの血を拝んでやる。」   閼逵鑼は、ぞくっとしそうな位、綺麗に笑った。       「殺れるもんなら殺ってみな?――ガキ。」
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