‡ダマシ合い‡

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プシュッ   「っ?!!?」   「甘いよ、閼逵鑼。これは即効性なのにカナリ強力だからね。3時間は指一本動かないよ。」   さーて。どうするかな。 アタシは槍を閼逵鑼の首にあてた。   「口は動くでしょ?今から言うことにYesかNoで答えろ。Yesは頷く、Noは横に首を降る。わかった?わかったら頷く。」   閼逵鑼は頷いた。   「まず、これからアタシの命を狙わない。Yes?」 頷いた。   「あと、情報はすべて寄越す。Yes?」 頷いた。   さて…次だな。 アタシの1番の我が儘。 こんなことしといて、自分勝手すぎると思うけど…     「アタシと……友達でいてくれる?閼逵鑼…。」   閼逵鑼は目を見開いた。 びっくりしてる。   そりゃそだよね。 部下を殺ったやつと友達って…。無理だよね。   アタシは閼逵鑼が心配なんだ。辛そうだから…淋しそうだから…。     すると、閼逵鑼はかすれた声で言った。
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