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「オレ、を…殺らない、の…か?」
「さっきまでそのつもりだったけどね。気が変わっちゃったよ。」
「オレ…は、莎羅を、殺ろうと、したぞ?いい…のか?」
「別に許してはないし。許そうとも思ってないしね。でも、アンタをアタシは気にいってるからね。かわいいし。…答えは?」
閼逵鑼は、少し考えるそぶりを見せて…頷いた。
よし。Yesだな。
「じゃ、ほい。」
プシュッ
解毒完了。これも即効性。
閼逵鑼は口を開いた。
「オレなんかが…友達でいいのか?また……莎羅を騙すかもしれないぜ?」
アタシはにこっと微笑んで言った。
「そんな事してみろ?次は痺れ薬じゃなく、毒にしてやるよ。超即効性の、ね★」
「…もうしません。」
「物分かりのいい子は好きだよ??」
「……」
「ま、冗談はさておき」
「冗談かよ…」
悪い?いいじゃん。しんみりした雰囲気、嫌いなんだよ。
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