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泣きたいのに哭けない夜がくる・・
潰されそうで
歯をくいしばり
声をたてず
ただ背中を震わせ嗚咽をこらえる作業
ただ
自分のなかの沈殿物が
許容量をこえて暴れだすまえに
自分で静かに吐き出してしまうのだ
くいしばる
熱いのは最初の数分。
あとはただ冷静に
あふれる涙が枯れるまで
自分に自分を付き合わせる
どうして?
なんで?
無用だ。
ただ塊をだしてしまえ。
そして明日はやってくる
現実は
いつも無情だ。
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