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「ダメだって言ってるだろうがぁ!!」
「うぉっ!?!?」
いきなり中から怒鳴り声が響いてきた。
修二もめったに動揺しないが流石にビクついた。
どうも中に先客がいたらしく、口論してるようだ。
「私はあきらめませんよ!!」
そう言いながら生徒らしき人が部屋から出てきた。
後から知ったが、その男子生徒の名前は「倖田 空(コウダ ソラ)といい、校内へのお菓子の持ち込みを校則にして認めようとしている生徒らしい。
小さな騒動をやり過ごし校長室に入る修二。
「失礼します。」
「ん~」
見た瞬間、修二は直感した。
「確かに組長だわ…。」
綺麗なスキンヘッドに黒いサングラス。
部屋の内装も一般的な校長室とはかけ離れていた。
「てか、マジで組長なのかも知れない。」
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