第4話

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「なんの用だ?」   組長が喋ります、物腰からして並の人間では無いと感じた辛島は息を飲みます   「あ、あの…辛島修二です。今日からこの学校にてんこ…」   「鉄砲玉だとおおぉおお❗❗❗⁉」   組長はいきなりそう叫び、本物にしか見えない日本刀を滑らかな動きで抜刀しました   「イヤアアアァァァ❗❗❗すみませんすみません❗ただの転校生です斬らないで下さい❗」   「何?」   組長はそれを聞くと日本刀を鞘に納める   「なんだそうか…そうならさっさと言え❗」   「は…はい、すみません」   辛島は完全に息を飲まれ、立ち去ろうとします   「おい❗話がまだだぞ❗」   「ひゃいっ❗すみませんっ❗」   急に呼び止められ、辛島は声が裏返ってしまいました。   「お前の教室は1年1組だ…いいな?」   「了解です❗」   「そうか…色々苦労もあるだろうが、はやく新しい学校に馴染んでくれ」   「はい❗」   「そうか…」   そう言って二人は少し沈黙します   ―えと…もう終わりかな…?―   辛島はもう、一刻も早く逃げ出したくて仕方ありません。   「行っていい」   「は…はいっ❗失礼しました❗」   組長に怒鳴られた辛島は、逃げる様に校長室から立ちさるのでした。
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