あしあと

はじめに

オレは、彼女の顔を見た事がありません。
彼女がどんな顔なのか、どんな人なのか・どんな風に笑い・どんな風に泣くのか、一切知りません。
　　　　　　　　　　　　　　鏡を見ても、それが彼女なのか…
不思議で不自然で、違和感だらけです。
　　　　　　　　　　　　　　そんなオレが、彼女の事を書くのは筋違いかもしれません。
しかし、皆さんの記憶を借りてオレも彼女の足跡を辿りたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　彼女を語る前に、家族を紹介したいと思います…
苦痛でしょうが、お付き合いください。