第5章

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「会えない時間が増えるってのに何だか嬉しそうだね?」 「寂しいけど応援してます! 頑張ってくださいね」 「俺、梨佳子さんに会えないと寂しくて頑張れないから、明日からここに帰って来ようかな♪」 「えっ~~~」 「冗談だよっ」 「・・・・。」 「そんなに驚くことないだろっ 冗談だから困った顔しないでくれるっ…」 「・・・帰って来て欲しいかも。」 梨佳子は聞こえるか聞こえないかの小さな声でつぶやいた。 「はぁ?!」 「本気で言ってんの?」 廉は思っても見なかった梨佳子の言葉に驚かされた。 「本気・・・?」 「・・・・!」 クスッ 「分かったできるだけ帰って来る。」 「また近々NYに行くんですか?」 「そうだね~近々また行く事になると思う」 「寂しい?」 「・・・。」 「一緒に行きたい?」 「ううん・・・邪魔はしたくないので行きたくないです」 「誰かさんは、この間俺がNY行ってる間に会社辞めてたしな」 「本当は1人にするのが心配なんだけどな」 「だってそれは・・・」 ♪~e~♪ 梨佳子のメールの着信音
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