第5章

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「? 誰だろう~こんな時間に。」 梨佳子はリビングに置いていた携帯電話を取って、 『今日は取り乱したりしてゴメン・・・会って話がしたいんだけどダメかな? また連絡まってるよ』 「誰?」 廉は梨佳子の携帯を覗きこんだ。 「橋本さんです。」 梨佳子はメールを隠さなかった。 「・・・。」 「どーいう事? 今日って・・・やっぱり今日何かあったんだろっ」 「・・・今日橋本さんから電話があって」 梨佳子が言いかけたら、 「#何で言わなかったんだよ?! このメールがなかったら内緒にでもするつもりだった? 何かあったって俺聞いたよね?!」 「・・・。」 「そんな梨佳子さんの性格だと、会いたいって何回も連絡があったら仕方なくでも会うでしょ!」 「で・・・会ってどうすんの? 押しに負けて結婚の話でも復活させるわけ?!」 「そんなつもりは・・・・」 「梨佳子さんのこのままの態度だったら結果はそうなるよ!!」 「・・・・。」 「まさか家の場所は教えてないよね?!」 「もちろんです=3」 廉は気にかかっていた梨佳子の呑気さが、より一層心配になった。 「アイツ、また連絡してくるだろうな・・・」 廉は考えながら眠ってしまった。・・・ 「はぁ・・・・怒らせちゃった。」 「喋りながら寝てしまうくらい疲れてるのに・・・。」
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