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「どこか行こうか~☆ 歓迎会してくれる?」
廉は山積みにされた資料が路分の為とも知らずに、秘書課の女の子を誘っていた。
「お先です~♪」
あっけなく廉と女の子達は私の横を通って去って行った。
「社長の為、社長の為…」
結局オフィスに1人・・・
11時までかかって廉のカンニングペーパーを仕上げた。
秘書課の明かりを消して帰ろうとしたら…
専務の部屋で携帯が鳴っているのに気がついた。
『どうせ、あの人にかかってくる電話なんて大した用事ではないだろう…』
無視して帰ろうと思ったけれどあまりにしつこく鳴り続いたので電話に出てみる。
「もしも~しアナタは誰ですかぁ~?」
梨佳子はスグに廉が酔っているのだと声で分かった。
「山内です。お部屋に携帯電話お忘れでした。」
梨佳子は冷たく答えた。
明日の会議で廉が恥をかかないようにと残業して資料を作っていた間、この人は女の子達と飲んでいたんだ#
そう思うと、さすがに仕事とは言え頭にきてムッとしていたら、
「山内さん~ここまで持って来てよ=З」
廉は悪びれる事もなく頼んできた。
梨佳子はタクシーに乗って先ほど出来上がった資料と共に廉のいる夜の繁華街に届けに行った。
Barに着いてビックリ!!
一緒に出て行った秘書課の女の子達ではない女の子達と飲んでいたのだ。
「あっ山内さん~こっちこっち~待ってたよ~♪」
廉は間の抜けた声で手招きをする。
梨佳子はあまりにムカついて廉の前に立ちテーブルの上に書類と携帯電話を叩きつけた。
「明日の会議の資料です!ご自分が恥ずかしい思いをしたくなければ酔っていても明日までに全部目を通しておいてください!」
梨佳子は言い捨ててその場を立ち去った。
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