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次の日・・・
廉の机の上にはNYでの報告等、半月分の仕事が山のようにたまっていた
『梨佳子さんが・・・いてくれたら頼めるのに』
梨佳子がいない事がこんなんに不便で仕事が思うように進まないんだ・・・と一日で痛いほど存在の大きさを実感した。
梨佳子のいなくなったデスクの横を何度となく通る度に、
『家にいるなら今日だけでも俺の秘書になって』
と思いながら舌打ちをして通り過ぎた
廉の仕事は夜までかかっても一向に減らなかった。
ピンポン”
「???」
モニターには智美の姿が・・・
ピッピッピ”下のドアを開けた。
ピンポン♪
「来てくれたんだ~ありがと~上がって」
「何よ~このマンション?!すごいっ」
「これは・・・たまたま持ち主が海外赴任の間の留守番みたいなもんで・・・」
「そうなんだ~ラッキーだったね」
「ご飯一緒に食べよう~ お鍋でもする?」
「いいね~♪ビールはあるの?」
「あるよ~」
2人で鍋をつつきながら乾杯をして話が弾んだ。
「結婚の日取りは決まったの?」
智美に聞かれてハッとなった。
「あのさ~智美、その事で話したいんだけど」
「前にも言ってたけど、結婚止めようと思って・・・」
「えっ?!まだそんな事言ってたの?」
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