第4章

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「引越し手伝ってもらうような仲なんでしょ?!」 「・・・・。」 「アンタね~自分の歳考えなさいよ!結婚するつもり・・・・」 ピンポン” 智美が言いかけてる途中にインターホンが・・・ モニターには廉の姿・・・ 『マズイ どうしようっ まだ智美に話してないのに』 梨佳子がモタモタしていたら、 「何で出ないの?」 少し経ってモニター画面が消えた。 梨佳子はホッ 胸をなでおろした。 ピンポン” またインターホンが鳴った 「出てあげようか?」 智美が近づいて来たので慌てて解錠を押した。 「ちょっ、ちょっと待っててっ」 上がってきた廉に説明しようと慌てて玄関を出た エレベーターを下りた廉は大股で歩きながら、 「開けるの遅い~#」 梨佳子の顔を見るなり大きな声で言った。 梨佳子はシーッ と指でしめしてエレベーターの方に連れ戻し、 「今、芦田さんが来てて・・・」 廉は顔色ひとつ変えずに 「そうなんだ~」 言いかけた瞬間玄関のドアが開いた 廉と梨佳子は同僚の智美に見られてしまった・・・
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