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「言った方がいいですか?」
「#もう少し一緒にいたい・・・とか!」
「言いましょうか?」
「言いましょうか、とかならもういいっよ。」
クスッ・・・♪
「言ってもいいなら言いますけど一応もう大人なのでワガママいわない様にしようと思って我慢しておきます」
「明日頑張ってくださいね」
言って欲しいのに・・・言ってくれない
そう思いながら梨佳子を力強く抱きしめた。
「今度ゆっくり時間があるときは朝まで一緒にいてください。」
抱きしめた肩越しにそっと呟いた。
「そーいう事言うなよっ ヤバイから=3」
「俺は大人じゃないかも」
「ふふふっ」
廉は梨佳子におやすみのkissをした。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
梨佳子は廉が帰った後、片づけをしながら・・・
今日、橋本が言った最後の言葉を思い返していた。
『待つ・・・かぁ・・・』
『お母さん達にも言わなきゃいけない』
『前途多難だなぁ』
梨佳子は橋本との事を振り返りながらベッドに入って、なかなか寝付きにくい夜になった。
その後、廉の言っていた通りなかなか会えない日が何日か続いた。
梨佳子は、目の前の問題を一つずつ解決しようと心に決めて先ずは実家に電話をした。
♪~♪~
「もしもし、お母さん~梨佳子、明日帰るから」
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