戦い2

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かれこれ5分くらい進むと人影が見えてきた…。 魔理沙「…誰だ…また私の邪魔をしにきたのか?」 その人影を良くみると身体がゾクゾクとした…。 ?「やっぱり来たのね…魔理沙…。」 魔理沙「…幽々子…。」 今のところ一番会いたくないのに会ってしまった…。 幽霊である西行寺幽々子だ。彼女は死を操る能力を持つ…。 いつも会ったりするが…今日は違う…。 こいつを敵に回す事は死を意味する…。 幽々子「貴女がここに居ると言う事は…咲夜がやられちゃったのね…。」 幽々子が寂しそうに苦笑いする…。 魔理沙「…なんでなんだ! なぜそこまでして霊夢に会わせてくれないんだ!」 幽々子は少し考える素振りを見せた。 幽々子「…まぁいいわ…。どうせ貴女では私を倒す事なんて出来ないだろうし…。」 魔理沙「な…に?」 幽々子は淡々と口を開いた…。 幽々子「特別に教えてあげるわ…。 貴女は霊夢が結界を直す為に命を犠牲にすると聞いた筈よ…。でもそれは全部嘘よ…。」 魔理沙「な…嘘だって?」 幽々子「実際はその逆…霊夢は幻想郷を消す為に命を消すのよ」 魔理沙「…!?」 幽々子「幻想郷は霊夢無しではバランスを保つ事が出来ない…。つまり霊夢が居なくなれば、この世界が消滅する…。」 事態がのめない…何故?何故、霊夢がそんな事を…。 幽々子「何故って顔をしてるわね…。」 幽々子は何もない宙を扇子でなぞった…。 すると、何もない筈のところに何処かへ繋がる入口が出現した…。 幽々子「この中は、こことは違う裏の世界よ…。全ての答えはこの中にある…。そして、私達が貴女の邪魔をする理由…それは、貴女が霊夢にとって大切な存在だから…だから霊夢はこの日に貴女と会う事をためらった。 そして、私達の仕事は貴女を殺して違う世界に貴女の魂を転生させることよ…。霊夢は貴女だけは助けたかったようね…。だから…全ては貴女の為だった…。」 魔理沙「…。」 幽々子「…分かったかしら?」 魔理沙「…分からない…。」 幽々子「…。」 魔理沙「…で、幽々子…霊夢に会わせてくれるんだろうな?」 幽々子は呆れたように溜め息をついた…。
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