147人が本棚に入れています
本棚に追加
/34ページ
幽々子「…貴女が、そんなに物わかりの悪い子だとは思わなかった…。」
私の考えている事は一つだ…。
魔理沙「…誰がなんと言おうが…私は霊夢に会いにいく…。例え相手がお前だとしてもだぜ…。」
幽々子「そう…残念だわ…じゃあ、さっさと幽霊にしてあげましょう。」
幽々子は自分の周りに蝶のような物体を浮遊させた…。
魔理沙「…上等だぜ。」
私は銃を構えて、連続して引金を引いた…。
ダァァン!
ダァァン!
魔法で構成された弾は幽々子めがけて飛んでいった。
幽々子「…。」
パシュンパシュン
堅い物体がスポンジのような柔らかなものに当たったときのような音がなった。
魔法で構成された弾は蝶のような物体によりかき消されていた…。
幽々子「…馬鹿な娘ね…貴女の攻撃なんか私には全くといっていい程聞かないわよ!」
それもそうだ…幽々子は幽霊なので攻撃などは全くと言っていい程効かない…。だが…私は前に進まなければならない!
幽々子「食らいなさい!」
複数の蝶のような物体が私に向かって高速で近づいてきた…。
魔理沙「く…逃げるしかないか!」
幽々子「逃がさないわよ、魔理沙!」
追尾してきた蝶を避けようとするといきなり蝶が青紫の光を放ち爆発した…。
ドゴォォォン
バゴォォン
魔理沙「ぐわぁ!」
連続的な爆発により私は箒ごと飛ばされ大木にぶち当たった。
身体中がズキズキと痛む…。
魔理沙「かふっ…い…痛い…。」
頭から流れてきた血が右目を覆った…。
幽々子「…魔理沙…。」
幽々子がこちらを悲しそうに見つめていた…。 すまない…霊夢…やっぱり…私は弱いな…。…だけど…まだやれる!
魔理沙「…ゆ…ゆこ!」
身体にあまり力が入らないがなんとか立ち上がれそうだ…。
幽々子「…。」
幽々子は無言で両手を掲げて青白い光を集めた…段々と光は大きくなっていく…。
幽々子「じゃあね…魔理沙…。」
青白い光の弾は幽々子の手から離れ私に接近してきた。ヤバい…やられる。
魔理沙「…く!」
ドゴォォォン!
最初のコメントを投稿しよう!