戦い3

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魔理沙「…なんなんだここは…。」 私はその風景に目を疑った…。 空間の中は少し進むと内臓トンネルになっていた…。 何かの臓器と思われる物体は所どころ壁に付着している…そして5~6秒単位で鼓動している。 ドクン ドクッドクッ 魔理沙「…うぅ…気持ち悪い…。」 なんなんだここは…?ここは生きているのか? ?「…やはり来たのね…。」 魔理沙「!?」 後ろを振り向くと八雲紫が立っていた…。 紫は境界を操ることが出来るのでどんなとこからでもどんなとこにでも移動出来る…。 魔理沙「…ここは一体何なんだ!?」 紫は私の質問に答えず空間からナイフを取り出した…。 そして…適当な場所に投げつけた! ドシュ! ナイフは臓器らしき物に刺さり、刺さった部分から夥しい量の液体が流れてきた…。 すると…。 ギャォォォ!! まるで怪物のような悲鳴と共に地震が起きた! ゴゴゴゴゴゴ! 魔理沙「…わわ!」 30秒程すると揺れはおさまった…。 紫「…これが幻想郷の正体よ…。」 魔理沙「…な…。」 紫「…幻想郷は一つの生き物のようなものなのよ…。これが、霊夢の中にひそんでいた悪魔…。楽園と思われたこの世界は…一匹の怪物だったのよ…。」 魔理沙「そんな…。」 紫「霊夢はこの悪魔…いや、悪夢を終わらせようとして自分の命を絶ってまでこの世界を無くそうとした…。」 魔理沙「…。」 紫「…この世界はいずれにせよ滅ぼさないといけない存在なのよ…。この存在はやがて私達だけでなく、外の世界で生きる生物達にも悪影響を及ぼすのよ…。霊夢は前から気づき始めたの…。自分の過ちにね…。」 魔理沙「…過ちだと…。」 紫「…つまり、霊夢の存在自体が罪だったってことよ。」 なんだと…霊夢は…ただ単に普通に私達と話たりして平和に暮らして居ただけじゃないか! 魔理沙「…てめぇ、いい加減にしやがれ! 霊夢は…霊夢が居なければ私達の存在は無かったんじゃないのか!霊夢が居たからこそ…この世界が成り立ってたんだろ! 霊夢が悪いんじゃない!霊夢は間違っちゃいない!悪いのは全てこいつだ!」 私は銃を取り出して臓器にありったけの弾を撃ち込んだ。 ダダダダダダダダダダ!
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