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紫は境界を出現させた…パックリと開いた空間からは沢山の目がこちらを見ている。
紫「…さぁ行くわよ!」
境界からいろんな色の弾幕が出てきた。
ドヒュン
ドヒュン
数こそ多いが今の私には効かない!
魔理沙「うお~!」
弾の嵐の中を進み、迫り来る弾幕をかすりつつも避けていった。
魔理沙「くらえ!」
ダン!
ダン!
紫「ちぃ!」
紫は境界を使い身を消した…。 視界の中では紫を見失った。
魔理沙「くそ!何処だ!」
紫「ここよ。」
魔理沙「何!? …うぐ…。」
ドシュ!
すぐ近くで声が聞こえたかと思うと腹部に鈍痛が走った…。
腹部を見ると鮮血を帯びた紫の腕が突きでていた…。
魔理沙「…がは!」
傷口から血が流れ出し口からも血が溢れた。
紫「…勝負あったわね…。」
魔理沙「…いや…まだ終わってない!」
紫「え!?」
私は刀を鞘から抜き、突き出た紫の腕に突き刺した。
ザシュッ!
紫「…!?うぐ!」
刀が紫の腕の骨・筋肉・神経を貫き断つ感触がした。
流石の妖怪である紫とてこれは効く筈だ。
紫「…うぐ…あ…!
魔…理沙。」
魔理沙「…オラオラ!」
グチュ
ギチュ
紫「ギャアァァァァァ~!」
私は刀を抜き刺しして腕を使い物に出来なくした。
紫の腕はぐちゃぐちゃになり何かわからなくなったと言っても過言ではない。
吹き出る血と砕けた骨の混ざった肉片が飛び散る。
そして遂に紫の肩関節を貫き、腕と紫自身が離れてしまった。
腕は真っ二つになり、半分は紫に…半分は私の腹部に突き刺さったままだ…。
紫「…うぐ…ぁ…。」
紫の額からは大量の油汗が出ていた。
魔理沙「…はぁはぁ…どうだ、紫! 」
紫「…な…にも、言うことなん…て…ハァハァ…無いわ…よ、馬鹿!」
紫は激痛に顔を歪めていた…。
紫にはこれくらいしないと倒せないのだから…。
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