霊夢

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暗い通路を進んで行くと明かりが見えてきた…。 魔理沙「…あそこだな…。」 急いで通路を抜けるとその光景に私は目を疑った…。 魔理沙「…これが…。」 目の前には巨大な脳らしきものがある。 その脳には目が付いていて、脳の側面には無数の触手が付いている。 …正直凄く気持ち悪い…。 魔理沙「…これが…幻想郷の悪魔…。」 ?「…ふふ、そうよ…。」 魔理沙「!?」 ふと横を見ると、霊夢がいた…。だが、巫女服は黒く目は赤い…。 魔理沙「…霊夢なのか?」 霊夢?「私は霊夢であって霊夢ではない…。私は霊夢の中にいたもう一人の霊夢よ。」 魔理沙「なんだって!?」 霊夢?「フフ…貴女の愛しの霊夢はあそこよ…。」 偽霊夢が指を差した方向を見ると霊夢が倒れていた…。 どうやら気を失っているようだ…。 魔理沙「霊夢!」 霊夢の所に近寄ろうとすると霊夢の倒れている近くの地面から触手のようなものが出てきて霊夢の周りを囲った…。 魔理沙「!?」 霊夢?「無駄よ…魔理沙…。あの霊夢は今から行う儀式に使うのだから…。」 魔理沙「…儀式?」 霊夢?「そうよ…霊夢を媒体として、新たな幻想郷を作る儀式よ…。」 魔理沙「…なんだと?」霊夢?「…フフ…次の幻想郷は永遠に滅びることの無い楽園よ…。魔理沙…霊夢は死ぬけど今以上に貴女は幸せな生活を送る事ができるのよ? しかも貴女が望むままのね…。」 魔理沙「なぜ…そんな事を…。」 霊夢?「何故?…ふ、それは愚問よ…魔理沙…。楽園の創造に理由は必要? 」 魔理沙「…それに何故だ…何故私を霊夢に会わせたくなかったんだ…。」 霊夢?「霊夢は博麗の巫女…彼女は幻想郷の全て…。紫達が貴女の邪魔をするのには理由がある。」 魔理沙「…なんだと…。」
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