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「…おい」
この小型黒子風生命体は、今や私の住むこの街、通称『魔境町』には、実のところ沢山居るのだ。
「…おいっ」
実際、今も私の上空をフワフワ飛んでいく者や、後をテコテコ歩いていく者、小型黒子風生命体同士で談笑している者まで居る。
「おいっ」
なぜこんなにも小型黒子風生命体が溢れているのかと言えば、三年前…
「いい加減にしやがれ!!」
私の太ももに痛みが走った。
…あぁ…
クスッ…
私が轢いた小型黒子風生命体が噛みついたのか…
あはは…
「…いってぇ!!」
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