1716人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
農場の息子が、とうもろこしを満載した荷馬車を倒してしまった。
その大きな音を聞きつけた近所の農夫が、彼に大声で呼びかけた。
「おーい、ビリー!大丈夫か!元気だして、とりあえずうちにおいで!
あとで車を起こすのは手伝うからよ!」
「それはどうもありがとう!でも、おやじがなんて言うか・・・」
「いいから、おいでー!」と親切な農夫。
「じゃあ、お邪魔しようかな・・・」ビリーは結局行くことに。「でも
おやじがなんて言うか・・・」
あたたかい夕食の一時が済み、ビリーは農夫にお礼を言った。
「ありがとうおじさん、だいぶ元気がでたよ。でも、おやじが怒る
だろうな・・・」
「馬鹿言うな、大丈夫だよ!」農夫は笑顔で元気付けた。「ところで
おやじさん、どこにいるんだい?」
「馬車の下に・・」
最初のコメントを投稿しよう!