始まりの午後の日差し

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   「僕に付いてきて。早くしないと遅れてしまう。」  少年は意味深な言葉を残し、草むらの中へと姿を消した。アリスと呼ばれた少女は迷わず駆け出した。  「待ってよウサギさぁん!」  今、彼女の頭の中にあるのは、疑問でも困惑でもなく、だだ純粋な好奇心だけのようだ。
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