第二章

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話を聞くこと約10分   「はぁ…」   今だに事の重大さを理解しきれていない可哀想な青年は、ただ草をブチブチと引っこ抜きながら現状について思考を続けていた。しかし、幾度思考をやり直そうと結果は同じであった。その思考は、ただ1つの結論へと雄人を導いた 「ここは…俺の居た世界じゃない」 自分に認めさせるように、ゆっくりと呟き始めた。いや、認めざるを得ないのだ 「俺は、異世界に来たのか…」 それが、雄人が幾度も思考した果てに見つけた、現状に対するただ1つの答えであった
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