バレンタイン2008

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並んでいる間、茉莉ちゃんと不満を言い合った。 「うわぁ~、泰田さんってそんな人だったんだ。あっ、でも芳さんと仲が良いからなぁ。」 「でも、酷いですよ。ワンピースの試着した時は誉めてくれたから、買ったんだけど…。着てみれば、『それを着て行くのですか?止めた方が良いです。太い足を見せない方が友達の為ですよ。』だって!その時は、切れましたよ。」 そっ、それは…、似合い過ぎて見せたく無かったんじゃ…。 私の口から、言ったら殺される。 「でも、チョコレート買いに来たんだね。」 すると、耳まで赤くし、下を向いた。 「あ…っ、わ、私も食べたかったし、皆さんにどうしてもと言われたから…さ、皐月さんは、どうするんですか!?」 おっと、そう来ましたか。 「私?私は……。」 真剣に見つめてくる茉莉ちゃんに、にっこり笑った。 「…あっ、私たちの番だよ。行こうか?」
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