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眩い光が、カーテンの隙間から瞼に差し、ゆっくりと夢から覚めていった。
「う~…んっ。…おわっ、びっくりした。
何時から…っていつもの事だしね(苦笑)」
一回、布団の中で背伸びをしたら、左手が何か暖かなものに掴まれた。
左を見ると、そこには右腕を立てて、手のひらに顎を乗せ、こっちを優しい瞳でみていた。
「…もう少し寝てろ。」
ポンポンと頭を軽く叩き、寝室から出ていった。
「寝てろって…もう目が覚めたって…。」
ベッドから、起きて、まだ、目が完全に開いてないので左手で少し目を擦ると違和感があった。
?何だ?
左手を見ると、薬指に銀色の輪がはまっていた。
「かっ、かかか芳さん~」
終わり
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