番外編

ホワイトデー2008

※花に対し、失礼な表現があります。
そんな事思ってませんから(汗)許して下さい😭
それでも良いと言う方は↓へ

3月14日…ホワイトデー

今、悩んでいる男がいる。その男は、大きな机に幾つかの紙を広げ、眺めていた。
「充、何が良いと思いますか？」
ﾋﾞｸｯ
男はにこやかな笑みを浮かべながら、こっちを見た。
「…花なんか良いのでは…。」
充は、この日を1ヶ月前から怯えて過ごしていた。
しかし、この恐怖も今日でオサラバ出来る。しかし、今日が終わらければ恐怖は去っていかない。
「花ですか？あの一時期にしか見れず、残りは枯れて見てられず、捨てるにも、迷惑なあの花ですか？」
充は、グッと言葉が詰まった。
「…充は何をあげるのですか？」
誰に？と聞かなくても分かる。
冷や汗が背中に伝った。
「…ハンカチを…」
すると、男の目が細くなった。
「…私には形に残らない物を勧めて、貴方はハンカチですか？形に残りますね。
あれですか？これを見る度自分を思い出してくれと言う意味でしょうか？」