日常の崩壊

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日常の崩壊

「ジリジリジリジリ…」 俺は、いつも通りの朝を迎えていた。 目覚ましの五月蝿い音に昨日寝不足で重たくなった瞼を強制的に開かされる。 「眠い!まだ寝たい!」と訴えたとこで時の流れが止まるはずもなく… そしていつも通り歯を洗い、朝飯を食べ、戸締まりを確認して、学校を出た。 何一つ変わらない日常のはずだった… 「健吾おはよー。」と幼なじみの香織が話しかけてきた。 「よう!」と俺も返す。 そのまま二人は学校へ歩みを進めていった。 ここは某市の桐堂中学、よくある公立中学である。俺はここの2年生だ。香織も同じクラスで、幼なじみと言うだけの事はあり、小学生からの付き合いである。 「おはよ!」と中学からの友人の翔太が 声をかけてきた。 これが何一つ変わらない日常…俺はそんな日々が永遠に続くと思っていた…
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