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……………。
………。
…。
「・・・樹!一樹!」
通信機越しに夏実の声がする。
機体を動かそうとレバーに手を伸ばしたが、激痛で力を込めることができない。
それから少しして夏実とフレディによって母艦に戻った。
そういうことで、今は医務室のベッドの上だ。
ビームが向かってきたのを見た後の記憶無かったので、夏実に聞いた。
向かってきたビームを普通ありえない瞬発力と機体のブースターの限界を超えるような速さで回避した後、凄まじい速さで、新型機を撃退したらしい。
そんなことをあっさり言われても俺は全く覚えていない。
医務室のドクター曰く体のあちこちで強烈な肉離れが起きているらしい。
治療済みだが、しばらくは絶対安静だとさ。
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