天然―nature―

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「下駄箱開けたら手紙がドサドサーみたいなの、ないよ?」 泪が同じように返せば、遥斗はお決まりのように… 「それは漫画の見すぎ」 テーブルに頬杖をつき、口元にうっすら笑みを浮かべて言う。 こんなやりとりをしていると、遥斗を警戒していた自分がバカらしく思えてきてしまう。 ヤられるだの、なんだのって… 男なんてみんな性欲の塊。 みんなヤりたいだけ。 泪のその考えは、見事打ち壊されてしまった。 まだまだ謎の多い遥斗。 だけど、これだけは言える。 「明日はチョコケーキかな…」 「また食べるの?!」 天然。 だけど、とても優しい人。 夕食後はお風呂に入り、家から持ってきた新しいパジャマに着替える。 ちなみに泪はシャンプーにこだわりはないので、昨夜と同様、遥斗のやつを使用。 そして就寝なのだが…
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