ジローは榊さん狙いでない‥?

2/2
16人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
ある日の氷帝学園。 グラウンドでは何様俺様跡部様が樺Zに話しかけていた。 「樺地、ジローを見なかったか?」 「ウス。‥探して、きます」 「知らないならいいんだ、行かなくていい。」 「‥ウス」 一方、噂の芥川慈郎くんは音楽室にいた‥ 「ふぁぁあ‥(欠伸」 「眠いか?」 「うん、監督の薔薇の匂いが気持ちよくて寝ちゃいそう‥ふわぁ‥」 (ドキッ) 今日はお気に入りの薔薇を飾っていたため、心なしか喜ぶ榊さん 「そうか、だったら枕を用意しようか? ソファでいいなら思う存分寝るといい。ブランケットを毛布代わりにしてもいいな」 言いながら、次々と準備室から出てくる物の数々‥ ジローが褒めて増やした私物だ。 「たろちゃん、やっさC~‥…ぐぅ」 ソファの上で幸せそうに眠るジローを、温かく見守る榊太郎。 やがて優しい曲をメドレーに、ピアノで弾き始めるのである。 跡部がグラウンドで音色を聴き、胸をひと撫でしたのは必然? いつも榊にベッタリなジローを探して離そうとするのは当然‥ しかし、ジローは榊を利用しているだけで‥ 兄か父のようにしか思っていないという。(笑)
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!