大好き。

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なんでこうなったんだろう? 私にはわからない。大好きなあなたは今何をしているんだろう?いつも連絡を取り合っていて何をしているのか知りたい時には単純に聞けば分かったあの頃はどこへ行ってしまったんだろう?時が経てば経つほど私の気持ちは増すばかりなのに、それと比例するかのようにあなたが分らなくなってくる。分らない今のあなたも好きなのだけど、やっぱり私は過去の記憶のあなたが忘れられなくて・・・だから私はたまに分らなくなる。私が今好きな人は現実に存在しているのだろうか?私の好きなあなたと今のあなたは同じなのだろうか?このまま好きでいていいのだろうか・・・悩んだところで好きな気持ちは変わらなくて、変わらないからと言って悩まないわけではなくて、途方にもない迷路に迷ったかのようだった。 大好き。 伝えたくなるこの想いは本当に今のあなたへの想いなのだろうか?私は今のあなたを知っているといえるのだろうか?私の知っているあなたは今も存在しているの? 疑問が辛くて、でも大好きな気持ちは溢れていって、会いたくてしょうがなくなっていった。 会いたい。 会ってあなたを知りたい。 あなたの時間に取り込まれたい。 あなたを感じていたい。 願いは虚しく、私の脳内で現われて消えてった。久しぶりに会った時にはきっと直視できないだろうと思う。心でも目でも現実を知るのが怖くて、きっとちゃんと見れないだろうと思った。私はそんな弱虫だから、きっとうじうじとそんな結果を出してしまうだろうと思うと情けなくなった。情けない自分が悔しくて、けれど心のどこかでそんな自分自身でも受け入れられない自分を受け入れてほしいと願ってしまっていた。どんなに情けなくてもそれが私だというのには変わりないから、だから誰かに・・・好きな人に受け入れてほしかった。
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