大好き。

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大好きなあなた。 幸せになってほしいです。私はあなたの幸せのためなら、どんな悲しい事でも笑って協力するでしょう。けれど影では泣かせてください。どんなにあなたが幸せに笑っても、その隣に存在しない私への涙を一人で流させて下さい。私の涙は暗闇の中で、きっと私にしか感じられない小さなものだから。きっと明かりが灯ると見えなくなってしまう小さな私の想いだから。そんな小さな小さな誰にも気づかれない私の想いが存在する事を許して下さい。存在する事だけでも・・・見なくても気づかなくても感じなくても聞かなくても、それでもいいから、存在する事だけでも許して下さい。 重いと言わせる事はもうしないから、私を見ないようにするのはもうしないで?そんな寂しくて怖くて苦しくて狂ってしまいそうになるような事はしないで?友達でいいの・・・知らぬ他人にされるより、友達なら全然いいと思った。知らないふりをされるくらいなら、友達の方がいいと思った。 願いは願うほど溢れてきて止まらなかった。 これで良い、あれで良いと言いながら、やはり心では願ってしまう。 私を見て。 私の腕の中にいてほしい。 私を求めてほしい。 私を抱きしめていてほしい。 誰にも渡さないと私を抱きながら、周りを睨みつけてほしい。 あなたと私だけの世界。 そんなもう有り得もしない過去のあなたを願ってしまう。 大好きなあなた。今あなたは何をしていますか?私はあなたを想っています。 こっちを見て。
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