哀恋歌

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       野   山  想 未 辺 川 の  ひ 来 歩 に ぞ  育 語 き 遊 み  く り   び    み て   て       田舎です 彼の人は私の幼なじみ 山に分け入り、夏は川で遊び、野原を散歩しながら、互いの夢を語らいました 知らず知らず、私の内には、彼への想いが          夢   君  い 愛 の 故 の  つ し 中 郷 待  い き   想 つ  つ 笑   ひ  ま 顔      で        も           私は自分の夢を追い、大阪に来ました 専門学校に通い、長い休みには実家に帰り、彼に会いに行きました いきなりの訪問にもかかわらず、いつも笑顔で出迎えてくれました その笑顔がいつまでも其処に在ると私は思っていたのです
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