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話してみるとYは見た目とは裏腹にすごく純情で一途な性格だと言うことがわかった。
それに無言で過ごす時間が好きだと言っていた。
俺たちは場所を河原に移し、川の水音を聞きながら
二言三言、言葉を交わしたぐらいだった。
そして何の前触れもなくYが俺の肩にもたれかかってきた。
その頃野球漬けだった俺は女の子に全く免疫がなくただただ焦っていた。
Yが
「寒いね。」
と言った。
俺は照れて何も言えずただ頷き、着ていた学ランをYにそっとかけた。
「あったかい…。」
そう言って少し微笑んだYに俺は完全に惚れていた。
本当に好きかと聞かれると言葉が詰まるが
俺は確かにYに惚れていた。
時間はいつの間にか11時を回っていた。
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