Sexy-Voice💕

恋する乙女

お腹も満たされて今日は色んな事がありベッドに横になると疲れたのかそのまま眠ってしまった。

～夢の中～

『麻絢、俺とは出会えたかな？』

「貴方の声に聞き覚えあるんだけどまだ会っていないわ。」

『そうか…じゃあ、まだお楽しみという事だな🎵』

「貴方と会ったら私の今好きな人はどうなるの？」

『その時になれば全てが分かるさ。楽しみにしてるといい😃』

「…今の人と別れたくないの。貴方が鳴宮さんと同じ人ならいいって思うけど全然違うわね。」

『麻絢は、彼が好きなんだな。麻絢に想われる鳴宮って奴が羨ましいな。』

夢の中の彼は何だか寂しそうな顔をして消えていった。
でも今日は、ｹﾞｰﾑしてないのに何故彼が出てきたのか謎だった。

ｺﾝｺﾝ

「まぁちゃ、起きてるかい？」

「…はい。でも、今日珍しく目覚まし無しで起きれました。目覚めがいいのかな？」

「入るよ～？」

ｶﾞﾁｬｯ

「おはようございます」

「おはよう😃今日は仕事休みなんだけど、あの話受けようと思ってまぁちゃを起こしたんだ。」

「あの話？…！まさか、BLのｱﾃﾚｺですか？木嶋さんと共演話…」

「まぁちゃの顔を潰す訳にはいかないからね。それに木嶋さんと共演は願ってもない事だし🎵何でもﾁｬﾚﾝｼﾞしてみたいんだ。」

「鳴宮さん…私鳴宮さんの声のﾌｧﾝ1号になります！だから、そっちの仕事も頑張って下さいね✨」

「まぁちゃがいれば頑張れるよ😃」

「朝からでも言えるんですね💦」

この台詞初な乙女には刺激強すぎます(笑)
そして、木嶋さんの職場に電話して本人に繋いでもらってｽﾀｼﾞｵに直行した。

「桐路さんありがとう😃彼を説得してくれて感謝しているよ。それで、桐路さんには別の仕事があるんだけどしてくれるかい？」

「はぁ…何をすればいいんですか？」

「今回BLのCDドラマの制作の仕事が入ってるんだ。私は、主人公の本谷一輝の会社の上司役なんだけどね。桐路さんには、私の役の妹役をして欲しいんだよ🎵」

ｻﾌﾟﾗｲｽﾞ企画にﾋﾞｯｸﾘ！しかも、主人公の名前を聞くとその漫画のﾀｲﾄﾙが分かってしまうのが元漫画編集部にいた頃の実績だ。
その漫画を描いてる芦屋楓先生のﾌｧﾝでもあるけどね。
…って私ﾄﾞ素人がｱﾃﾚｺなんてしていいのかな？と思う。

「桐路さん、お久しぶりです😃竜王唯香ちゃんの声は貴女がいいと前から木嶋さんに私が推薦しました」

「先生」