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夫に恨みを抱いたガイアは復讐しようと考えます。
ガイアはアダマスという硬い金属でできたおおがまを作り、子供たちを集め言います。
『私のかわいい子供達、ウラノスを殺せる勇気のあるものはいないかい』
皆が怯える中クロノスが名乗りをあげました。
『私がやります』
この事を知らないウラノスは夜になると星をちりばめたマントを付け天から降りガイアの上に覆いかぶさりました。
隠れていたクロノスはすかさず飛び出しウラノスの男根を大鎌で切り落とし海に投げ捨てました。その切り口から出た血から生まれたのが復讐の女神エリニュスです。
ウラノスは、ウラノスに『子供に神々の王座を奪われる』と言い残し倒れたのでした。
そして切り取られた男根は海でさまよっているうちに白い泡に包まれ、中から愛と美の女神アフロディテが生まれました。
アフロディテは季節の女神ホラ達に着飾ってもらい、天上の神達の元に案内されました。アフロディテを見た男神達は皆がアフロディテに夢中になるほど美しいかったのです。
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