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「悪かったって。な?おだんごも一緒に食べようぜ。特別に俺様がケチャップかけてやるからさ。」
「なんて書いてくれるのかしら~?」
うさぎに見えないように、オムライスにケチャップで何かを描く。
「ほら!」
ドンッ!と目の前に置かれたオムライスには……
「せ…星野っ////」
『だいすきだ!』
と、大きく書かれていた(笑)
「星野…?恥ずかしくない?」
「は、恥ずかしいに決まってんだろっ!///」
めずらしく顔を赤く染めて、照れながら言う星野がなんだか愛おしく見えた。いつもあまのじゃくな自分の口から自然と素直な言葉が出てくる。
「ありがと、星野。」
「お、おぅ////…おだんご、それって…」
星野がうさぎの本当の気持ちを聞きだそうとしたその時……
「さぁ~てと!食べるわよ~いただきま~す♪」
そう言って人の話を遮って、オムライスにがっつく。
満面の笑みで、ほっぺたにご飯粒をつけながら頬張る姿が可愛すぎて、つい星野は吹き出す。
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